工務店でのメンテナンスに関するメリット

工務店に頼む場合の、メンテナンス面でのメリットは？

家作りは、「作って終わり」ではありません。家を作った後こそが、いよいよ本番です。

快適な生活と幸せな人生作りのためのマイホーム。しかし建てた後に何らかの不具合が見つかることもあれば、経年劣化による問題も現れます。

そこで重要となるのがメンテナンス。ここでは、工務店に頼んだ場合、メンテナンスでどのようなメリットがあるか解説しています。

地域の気候・風土に合わせたメンテナンス

「住まい」という建築物は、建てる土地の気候や風土にあったものでなくてはなりません。気候や風土にあっていない家は、住み心地が悪さだけでなく、結露によるカビ・壁割れ・床の起伏・構造物の腐敗・雨漏り・建具の縮小などの住宅の劣化を招く原因になることも。放置すると何度も建物の修理が必要となり、そのたびに高額な費用が発生します。

理想のマイホームを作るなら、地元の気候や風土を熟知した地元の工務店を選ぶことが、「失敗を避ける」ためにおすすめです。

家を建てる場所から、離れた地域を専門にしている工務店を選ぶ場合は、家を建てる場所の近くで施工したことがあるかどうかも確かめておくとよいでしょう。

柔軟な対応ができる場合も

家作りでは、途中で細かな変更が必要となる場合もあります。地元の工務店で注文住宅を建てた方の中には、現場で大工さんにお願いして細かい変更をしてもらったり、柵を作ってもらったり、という人も。

構造や間取りの大きな変更は難しいでしょうが、細かいデザインや建物の構造に影響を与えない範囲であれば対応してくれる場合があります。

建てた人が修繕・メンテナンスまで対応

地元に密着したサービスを行う工務店の場合、施工後のメンテナンスまで対応してくれる場合があります。地元での信頼を獲得するため、メンテナンスを手厚く実施してくれるでしょう。

また、住宅に何らかのトラブルが起きた場合も、迅速かつ丁寧に対応してくれることも。建物を建てた大工さんが直接問題を調べてくれるので、万が一のトラブルにもすぐに対応してくれます。

綿密なコミュニケーションを取ることが大切

家作りでコミュニケーションをしっかりと取ることが、アフターサービスの質にも影響します。何度も顔を合わせ、綿密なやりとりを重ねることで、お互いの信頼感を醸成できるでしょう。信頼のできる工務店の社長さんや大工さんなら気軽に相談できますし、何らかのトラブルが発生した時もすぐに動いてくれるのです。

せっかくのマイホーム。家を作ってくださる大工さんともコミュニケーションを取り、より安心できる家を作りたいもの。工務店によっては、頼んだわけではないけれども、小さいお子さんがいることを配慮して、角の尖っているところを丸く削っておいてくれたというところも。

綿密なコミュニケーションはお互いの心の距離を狭めます。その結果、工務店側から細かい配慮やサービスをしてくれることもあるのです。

依頼する場合は相手の工務店を見極めよう

せっかく、マイホームを建てて暮らすと決めた場所なら、末永く、快適なマイホームで暮らしたいもの。「暮らし」をはじめた後も、「ご近所さん」として仲良くできる工務店で新築住宅をお願いするのも、理想の形の1つです。

新築住宅を考えている場合は、すぐに工務店を決めてしまわず、さまざまな工務店の工事現場や施工事例をしっかりと見て「ここがいい」と心から思える会社を選びましょう。